「組織を変えるゼロベース思考」妨げているのはあなた自身の脳だった!?

2023.01.09

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

ゼロベース思考は簡単にできるか?それとも難しいことか?

 

 

今日は
「ゼロベース思考を妨げるもの」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①変化が大きい市場で求められている「ゼロベース思考」とは?

②ゼロベース思考の具体例「コスト削減を指示された部門長の場合」

③あなたのゼロベース思考を妨げるのは「あなた自身」

 

 

■変化が大きい市場で求められている「ゼロベース思考」とは?

 

 

あなたは
「ゼロベース思考」
という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

 

 

ゼロベース思考とは平たく言えば
「前提知識や思い込みにとらわれず、ゼロから物事を考える」
というものです。

 

 

新しいアイデアを生みやすい

複雑な問題も違った視点で考えられる

相手の視点で考えることが出来る

 

 

ビジネスで必要な思考が出来るとして、必要な思考法と捉えられています。

 

 

リモートワークの導入

マネジメントシステムの変化

価値観の多様化

 

 

従来の方法では通用しなくなった組織にとっても
「ゼロベース思考は必要な思考法」
といえることで注目がされています。

 

 

■ゼロベース思考の具体例「コスト削減を指示された部門長の場合」

 

 

ゼロベース思考について、少し具体的に見ていきましょう。

 

 

例えば業績が振るわず
「コスト削減」
をしなければならなくなったとします。

 

 

部門長であるあなたは、どんなアプローチをするでしょうか?

 

 

恐らくほとんど全員が
「今の予算の項目を全部出す」
ということから始めるでしょう。

 

 

昨年の数値を基準に
「何から削るか?」
ということを考えます。

 

 

もうスタートの時点でゼロベースではありません。

ゼロベースであれば、そもそも昨年の数字は関係ないはずです。

 

 

ゼロベースで考えるのであれば
「まずは目標値を設定する」
ことが正しいアプローチです。

 

 

しかし実際は細かい部分の増減を行います。

そして差異の正当化を考えます。

さらには支出とKPIの結びつきすら考慮しません。

 

 

ゼロベースで考えれば
「目標を達成するために必要なコスト」
として考えるはずです。

 

 

なぜこの費用が必要なのか?

目標とどう結びつくのか?

全ての項目で詳細に精彩に分析され、正当化が積みあがります。

 

 

「ゼロから考えればよい」
というのは簡単そうですが、実は難しい思考なのです。

 

 

そもそも人の脳のメカニズムから考えると
「ゼロベース思考は出来ないもの」
と考えることも出来ます。

 

 

■あなたのゼロベース思考を妨げるのは「あなた自身」

 

 

なぜゼロベース思考が難しいのでしょうか?

 

 

理由は人の意思決定のメカニズムにあります。

人の意思決定は全て「連想記憶」によって行われています。

 

 

人の意思決定は必ず
「目の前の情報」と「記憶の情報」を組み合わせる
ことで行われています。

 

 

「ゼロベース思考をしよう!」
と思ったところで意思決定は過去の記憶の情報が用いられます。

 

 

思い込みや先入観に取られないようにしよう

前提を疑ってみましょう

未来志向で考えましょう

 

 

ゼロベース思考を身につける時には、上記の助言が行われます。

しかし全く意味がありません。

そもそも人の意思決定のメカニズムが適していないからです。

 

 

人は必ず比較をしなければ価値がわかりません。

コスト削減をするとき昨年の数字を見るのも自然です。

 

 

その数字に少しでも意図や正当性が組み込まれれば、もう思考は動けません。

アンカリングと呼ばれるものが打ち込まれているからです。

 

 

良くある無駄な研修では
「ゼロベース思考の考え方」
といった内容のものがあります。

 

 

言っていることは正しいのですが
「人の意思決定のメカニズム」
が考慮されていないので、誰も実現できません。

 

 

なんとなく理解したつもりで、自分の業務に落とし込もうとしても
「結局、前のままの思考で行われている」
というのはよく見る光景です。

 

 

なんとなく学んだ気はするので
「研修アンケート」
の結果だけは良いので、研修に問題があることは誰も気づきません。

 

 

人の意思決定の99%は無意識に行われています。

意識下で出来ることはわずかです。

 

 

それならば
「無意識の意思決定のコントロール」
を考えるべきではないでしょうか。

 

 

それを実現しているのが
「行動創造理論」
です。

 

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

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と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
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だけです。

 

 

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今日は「ゼロベース思考を妨げるもの」というテーマに触れてみました。

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行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
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