研修プログラムに加えるだけで効果が定着する「自己説明のテクニック」とは

2022.03.01

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

研修成果を定着させる「学習メソッド」の存在をご存じですか?

 

 

今日は
「学習メソッド」
というテーマに触れてみたいと思います。

 

 

<index>

①「研修をやってもすぐに元に戻る」のはなぜ?

②心理学者が行った学習メソッドのテクニックとは?

③トップセールスを9,000人輩出した実践的な学習メソッド

 

 

■「研修をやってもすぐに元に戻る」のはなぜ?

 

 

私は
「営業研修」
を中心にビジネスを行っております。

 

 

限られた時間で
「最大限の効果」
をあげることが求められます。

 

 

私の行う営業研修は
「営業における正しい行動を定着させ売上を飛躍的に上げる」
という目的で行われます。

 

 

そのために行動メカニズムを理解し
「いかにして脳に定着させるか」
が重要になってきます。

 

 

研修効果を定着させるには
「効率的な学習メソッド」
が必要となります。

 

 

今日の記事では営業が
「新たなスキルを手にした時どうしたら定着するか?」
をご紹介いたします。

 

 

ご紹介するやり方を取り入れれば
「研修を受けなくても学習効果を得られる」
ようになるでしょう。

 

 

日常的に今いるメンバーの
「能力アップ」
の機会を作ることができます。

 

 

マネジメントやコーチングにすぐに役立てることが出来ます。

 

 

心理学者の事例を見ながら進めていきましょう。

 

 

■心理学者が行った学習メソッドのテクニックとは?

 

 

認知心理学者の
「ブライアン・ロス」
の自身の体験に基づく研究です。

 


ロスはコンピューターサイエンスの講座を受講しました。

しかし彼は十数年、テクノロジーの講座など受けたことがありません。

 

 

他の学生とも10歳以上も離れているので周りからは
「あのおじさん」
と呼ばれていました。

 

 

ロスは授業についていくために
「学習メソッドのテクニック」
を用いました。

 

 

ロスの使ったテクニックは
「予習で教科書を読みながら自分に説明する」
ということです。

 

 

「今は何が書いてあった?」

「どうしてつじつまが合う?」

「以前も出てきた概念か?」

 

 

ロスは一文ごとに
「自己説明」
というテクニックを用いました。

 

 

わからない部分があればネットなどで調べます。

 

 

そして自分で
「別の言葉」「別の概念」
で説明できるか考えます。

 

 

つまり
「自分の知っている範囲に置き換えてしまう」
ということです。

 

 

例えばサッカーが得意な人が
「ゴルフのパッティング」
をインサイドキックに置き換えてみるというような作業です。

 

 

サッカーが得意な人は
「パターの素振りの代わりに、インサイドキックのイメージ」
をすると簡単に距離感がつかめるようになります。

 

 

自己説明のテクニックを使うと
「知っている言葉」
として脳が捉えられるので定着しやすくなります。

 

 

言い換えれば
「腹落ちがする」
という感覚です。

 

 

さて、ロスの話に戻りましょう。

 

 

ロスは他の学生と同様に
「プログラムを組む」
ということには至りませんでした。

 

 

さすがにロスには
「基礎知識」
が不足していたからです。

 

 

しかしその代わりにロスは
「他の学生には答えられない質問に答えられるようになる」
という技術を手にしました。

 

 

クラスの誰よりも
「体系的にコンピュータサイエンスという分野を理解した」
ということです。

 

 

自分の認知心理学の概念と組み合わせることで
「全体像」
をつかむことに成功をしていたのです。

 

 

■トップセールスを9,000人輩出した実践的な学習メソッド

 

 

では
「ビジネスでどちらが成功に近いか?」
と尋ねられたらロスの方です。

 

 

「プログラムが組める人」

「コンピューターサイエンスを体系的に理解している人」

 

 

さて、どちらが
「ビジネスとして上手くいくか」
を考えればわかります。

 

 

これは営業でも一緒です。

 

 

営業はお客様に対して
「プロフェッショナル」
でなければなりません。

 

 

・お客様の業界

・お客様からの情報

・お客様の課題

 

断片的な情報をくみ上げ
「全体を再構築」
する必要があります。

 

 

最適な方法はロスのように
「別の概念で自己説明をしてみる」
ということが効果的です。

 

 

私自身も
「営業研修プログラム」
を構築するときに使っています。

 

 

様々な業界

様々な業種

様々な階層

 

 

常に異なる相手に営業研修を実施しています。

 

 

必ず考慮しなければならないのは
「業界ごとの特性」
です。

 

 

ITであれば〇〇

製造であれば□□

不動産であれば△△

 

 

それぞれの業界特性があります。

 

 

一部では
「営業はどんな業界も一緒だ」
という声も聴きます。

 

 

確かに
「根本は人の行動」
なので一緒であることは間違いありません。

 

 

しかし
「お客様を正しい行動に導く」
という観点で考えれば業界ごとに使う営業技術は異なります。

 

 

また営業の場面や進捗具合でも異なります。

もっと言えばパーソナリティによっても異なります。

 

 

全てを考慮すると
「個別のプログラム」
が必要になります。

 

 

その際にはまず
「概念を置き換える」
という作業が必要になります。

 

 

これを怠ると
「一遍通りな営業研修プログラム」
にしかなりません。

 

 

普通の講師が台本通りに話す
「地雷のような営業研修」
を受講させることになります。

 

 

私の研修プログラムの中では必ずロスの
「自己説明のワーク」
を取り入れています。

 

 

なぜならば
「受講した営業たちの脳に定着しない」
からです。

 

 

行動創造理論によるトレーニングは
「営業の行動を定着させるワーク」
を数千種類用意しています。

 

 

受講する営業メンバーの特性に合わせて
「プログラムの最適化」
を行います。

 

 

また必要に応じて
「新たにワークを開発」
してプログラムをしていきます。

 

 

その結果9,000人以上のトップセールスを輩出することが出来ました。

また、採用企業からは100%のリピートをいただくことになっています。

 

 

自己説明のテクニックも
「科学をベースにした技術」
です。

 

 

私の開発した
「行動創造理論」
も科学を基軸とした営業メソッドです。

 

 

売上をあげたいのであれば
「行動創造理論による営業研修」
に触れてみることをお勧めします。

 

 

■行動創造理論は脳のメカニズムを先回りする

 

私の提唱する行動創造理論は
「科学を基軸とした営業理論」
です。


脳のメカニズムに基づいた行動を体系化したものです。

 

  • 脳科学

  • 心理学

  • 行動経済学

 

上記のノーベル賞を取った研究や知見を「営業行動」に体系的に落とし込んだものです。

科学を基軸とした営業技術を身につけ、売上が飛躍的に伸びるプログラムです。

 

  • 営業研修

  • マネージメント研修

  • 能力開発トレーニング

 

「もっと売上に繋がる営業研修を実施したい」
「確実に営業力が上がる営業研修はないか」
と一度でも思ったことのある方は、ぜひ触れてもらいたいプログラムです。

 

 

営業で成果を出すには
「人の本能の行動に合わせる」
だけです。

 

 

成約率が50%向上した

新規案件数が10倍に増えた

たった1か月で売上が4.6倍になった

 

 

上記の成果を導いたプログラムにご興味をお持ちの方は、ご連絡をいただければと存じます。

売上に関する課題はすべて解決できるようになるでしょう。

すでに8,816人の営業が飛躍的に向上させました。

 

 

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今日は「学習メソッド」というテーマに触れてみました。

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