「当たり前」しか出ないときの思考法

2017.04.05

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今日は

「アイデア発想法」

について触れていきます。

 

 

会議を行っても

「当たり前の意見」

しか出てこないということはあると思います。

 

 

昨日も触れましたが

「変化への抵抗」

というのが無意識に働いてしまうことがあります。

 

 

「できない」

「やりたくない」

「今のやり方を壊すのが怖い」

というような感情が発想を押し込めます。

 

 

そのような時に活用できる発想法があります。

 

 

例えばあるレストランで

「若い女性に来てもらいたい」

そのためにどうするか?

 

という議論を重ねたとします。

 

通常は

「どうしたら若い女性に来てもらえるか?」

を考えます。

 

ただそれだと

「今持っている思考から抜け出せない」

というジレンマが起きてしまうわけです。

 

 

 

そんな時には

「若い女性が決して来たがらないお店は?」

という風に考えてみるのです。

 

 

当然ここで出てくるアイデアは使い物にはなりません。

 

 

しかし

「現状の改善点の洗い出し」

には非常に有効です。

 

 

また思考の壁を壊すために

「100倍顧客を喜ばせるには」

と極端な例で考えることで、壁を壊すことができます。

 

 

こちらもすぐには使えるアイデアは出ないかもしれませんが

「目指すべき方向性」

が見えてきたりします。

 

 

 

「逆転の発想」

とは昔からよく言いますが、具体的にはこのようなことです。

 

 

 

新規のビジネスを考えるときにも

「やりたいこと」

というのは中々出て来ないケースがあります。

 

 

そんな時は

「絶対にやりたくないこと」

を考えてみるといいでしょう。

 

 

 

新規ビジネスや起業するときであれば

 

「絶対に借金をしたくない」

「絶対に頭を下げたくない」

「絶対に在庫を持ちたくない」

 

ではこれをしないためには?

と考えることで、

 

「やりたいこと」

が見えてくるようになります。

 

 

先日銀行主催の経営者向けセミナーでこのお話をしたとき

「目から鱗」

という意見をたくさんいただきました。

 

 

 

発想に行き詰ったら

「逆の視点から見る」

習慣を持てるといいですね。

 

 

また、

「会議をファシリテートする立場」

であれば、この誰でも使える思考法で議論を前進させられます。

 

一歩進んだ

「ファシリテーター」

になれるかもしれません。

 

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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