たった1枚の書類で生み出された時間

2017.01.29

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

今朝、

銀行の登録情報

を変更した時のことです。

 

以前は登録情報を変更をしようとすると、書類によるやり取りでした。

少なく見積もっても1週間以上はかかる手続きでした。

 

それが今では、

「アプリを使って30秒」

もあれば手続きが完了してしまいます。

 

この進歩でどれだけの時間が作り出されるでしょうか?

 

■銀行側の業務

書類のフォーマット作成

書類印刷手配

封筒作成

書類発送業務

 

■口座所有者の業務

変更申込

本人確認書類準備

申込用紙記入

発送準備

発送

 

単純なやり取りだけでも、業務がいっぱい上がってきます。

 

突き詰めればもっともっと、たくさんの人の業務が絡んでいるはずです。

さらには印刷にかかる業務、配送にかかる業務・・・

 

 

テクノロジーの発展により、これを実現しました。

 

これは

「楽になった」

というだけでなく

 

「大幅なコスト削減」

になったということです。

 

一番大きなコストは人件費です。

それが大きく削減できるということは、企業にとって良いことでしょうか?

 

端的には良いことだと思います。

 

これからは空いた時間でクリエイティブの領域に、より多くのコストをかけることができることになります。

ただそうなると、企業はさらなる競争にさらされるということです。

 

 

こういった状況になった今では

「ヒトも企業もさらなるチャレンジ」

が必要ということです。

 

同じことを繰り返しているだけでは、

同じ位置にとどまることさえできない

ということでしょう。

 

 

「テクノロジーの進化で新たに作り出された時間」

これをどう活用するのか?

ということが重要です。

 

 

人はテクノロジーを進化させました。

そして、人は自分たちの仕事を失くしていきます。

今度は失くした分だけ、新たな仕事を生み出さなければなりません。

 

今目の前にある光景が

10年後には

いや、5年後には・・・

 

 

これまでより

「時間の使い方」

というのを、さらに深く考えていく必要があるのかもしれません。

 

それは

企業にも

個人にも

言えることだと思います。

 

1枚の書類から、そんなことを考えさせられた朝でした。

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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