知者だけに許される言葉があるとすれば

2017.01.13

齋藤英人
レゾンデートル株式会社 代表取締役
『行動創造理論』第一人者
自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

 

昨日のセミナーの冒頭での話しです。

プログラムに入る前に、こんな質問を受講生にしました。

 

 

「もし、知識がある人だけに使っても許される言葉があるとすれば?」

 

そうするとこんな回答がありました。

 

「私はすごいだろう!」

「何でも聞いてもらって構わない!」

「私にわからないことはない!」

 

 

皆さんは何だと思いますか?

 

 

 

私はこう考えます。

 

 

 

 

 

 

「知らない」

 

 

知識がある人だけに許される言葉は

「知らない」

ではないでしょうか?

 

 

豊富な知識があるからころ、

「知らない」

ということを自らで認められるようになります。

そして、それが許されると思います。

 

 

 

 

例えばワインのソムリエのことを考えてみます。

 

あまり知識のないソムリエが

「このワインは知らない」

というのと

 

知識豊富な優秀なソムリエが

「このワインは知らない」

というのでは同じ言葉でも意味が違います。

 

この方が知らないのであれば、

「よっぽど珍しいワインなんだな」

と思うのではないでしょうか?

 

 

 

 

ビジネスの場では、顧客のことを知るための

「事前準備」

が本当に大切です。

 

 

ただ、どれだけ相手のことを考えても、調べても

「わからない」

ということに突き当たるはずです。

 

 

それはそうですね。

「相手のこと」

ですから。

 

 

ただ、これ以上ないというところまで、事前準備をしたら

「わからないので、教えてください」

ということを自信をもって言えるはずです。

 

 

「知らない」

ということが許されるのではないでしょうか?

 

 

ろくに準備もせずに

「教えてください」

といっても、

 

「そんなことも調べてこないのか。」

と言われかねません。

 

 

自信をもって

「知らない」

と言えるには、豊富な知識と情報が必要ということです。

 

 

皆さんの

「知らない」

事は何でしょうか?

 

レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~

齋藤

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著者

行動創造理論第一人者
レゾンデートル株式会社代表取締役
齋藤英人

自らが開発した「行動創造理論」を活用し企業研修、公開講座、ビジネス講演など年間100回以上登壇をしており、大手企業や成長企業を中心に営業力向上と売上拡大に力を注いでいる

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