おはようございます。
レゾンデートル齋藤です。
今日は私が感銘を受けた言葉に触れたいと思います。
トヨタ生産方式の普及推進者であり
「NPS百話」の著者
鈴村喜久男氏の貴重な言葉です。
「お金」 「モノ」 「時間」について触れた一説です。
—————————————————————-
「お金」や「モノ」はいくらでも代替えがあるが、人間一人ひとりの時間は二度と返ってこない(代替えがない)、つまりかけがえのないものである。
これを無駄遣いさせるということは「収奪」以外のなにものでもない。
形ある「モノ」は、お金を出せば買うことができるし、「お金」は稼げばこれを得ることができる。
しかしこれらを盗めば泥棒といわれて罪に問われるが、人の大切な(かけがえのない)時間を盗んでも「罪科云々の話とはならない」というのは、どう考えても私には納得のいかない話である。
—————————————————————-
廃棄される商品に対してもこんな言葉をかけたそうです。
—————————————————————-
これらの商品は廃棄されるために作られたわけではない。
1ケース5,000円だから、5,000円を捨てると考えているかもしれないが、商品を捨てるということはそんな単純なことではない。
売れなかったら捨てるという行為は、その商品づくりに携わった多くの人々の大切な時間をかすめ取るということである。
原料を調達した人から始まって、1つの商品ができるまでには、想像をはるかに超える多くの時間が費やされている。
その商品を捨てれば、それらすべての時間が無駄になってしまう。
そしてその人がそこで使った時間は、二度と取り戻せない。
そんなかけがえのない時間がたくさん詰まったこれらの商品を、「売れ残りの商品」などと簡単にひとくくりにして、「廃棄します」などというのはもってのほかである。
(参考:ユニ・チャームSAPS経営の原点)
—————————————————————-
モノには関わったすべての人の大切な時間、人生の時間そのものということです。
そのものを粗末に扱うということは、その人たちの人生を無駄にするということです。
この言葉に触れてから、モノに対する見方が大きく変わりました。
私の価値観を変えてくれた、大きな言葉です。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤