先日、マーケティングのセミナーを行いました。
その中で受講生に質問したことです。
「もっとも腕のいい漁師は、どんな漁師ですか?」
良い道具をそろえている
経験が長い
身体が強い
いろいろな条件があると思います。
皆さんが思いつくことは、すべて必要な要素かもしれません。
マーケティングの大巨匠のフィリップコトラーはこのように言っています。
「最も腕の良い漁師は、魚のことを最も理解した漁師だ」
本当にそうだと思います。
「魚=顧客」
と位置付ければ、私たちの仕事にも当てはまることがわかります。
「漁師=ビジネスマン」
と位置付けられます。
「良いビジネスマンとは、顧客のことを最も理解した営業」
と言い換えられます。
「自社」
「競合」
のことを考えることもよいです。
ただ一番考えることは
「顧客」
であることは間違いありません。
しかしながら
「顧客にとっての価値」
について考えたとき
自分の提案商品やサービスの機能や仕様から
「逆算している」
ケースがよくみられます。
「顧客の立場」
にたって考えるには、訓練が必要であることをセミナーでも実感します。
ただ、普段の生活でも訓練はできます。
私たちは顧客の立場で生活している時間が長いと思います。
その時間に少しだけ
「顧客はこのように求めるのか?」
と思いを巡らせるだけで、大きな気づきがあると思います。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤