今日は
「消臭剤購入」
にまつわるお話です。
私が昨日体験した話です。
2,000円程度の消臭剤に興味を持ちました。
ドラッグストアにあるモノ比較すると、少し高めの消臭剤です。
「服につく臭い」
この解決策を探していたので、丁度よい商品を見つけた!
と思いました。
購入しようと手に取ったときです。
「それはすごくいいですよ」
と販売員が声をかけてきました。
その後矢継ぎ早に
「これは従業員も使っている」
「花粉症対策にも効果がある」
「今ここで会計できます」
と一方的に話をしてきました。
正直言って
「余計な情報」
です。
もっと言えば
「どうでもいい情報」
です。
私の解決すべき課題は何だったでしょうか?
「服についた臭い」
です。
花粉でもない
従業員の使用率でもない
会計方法でもない
のです。
販売員が
「話したい話をする」
その結果
「買いたい気持ち」
が完全に削がれました。
販売員は
「選択する要素」
を短時間で増やしてしまったのです。
「自己決定感」
を完全に否定された印象を持ちました。
このことは商談でも起きがちな事例です。
商談の場、プレゼンテーションの場で
「優れた機能」
を羅列していないでしょうか?
「優れた機能」
それが
「相手に必要」
かどうかは全く別の話です。
むしろ伝えることが
「余計な情報」
になりかねません。
そうすると
「押し売り感」
が醸成されます。
となると、その商談はどうなるでしょうか?
結果は言うまでもないですね。
顧客とのコミュニケーションの事例が、買い物にもあることを感じたワンシーンでした。
「自分が話したい話」
ではなく
「相手は聞きたい話」
が本当に重要です。
レゾンデートル株式会社 ~行動創造理論~
齋藤